ダンタリアンの書架

主役であろうダリアンとヒューイは登場しないで、それに変わるような白の拘束衣の少女フランと「焚書官」のハルが主人公となる物語。

一見何処にでもあるような田舎町に訪れた二人は、その怪しい風体に警察官のメイベルに職務質問を受ける。
怪しさは払拭される事はなかったもののメイベルは二人を自宅に招き入れる事にする。

はたしてどういった展開になるのかと思わせるが、意外な展開が待っている。
この村の住人のほとんどはすでに死んでいて住人に見えるのはすべて命を持った人形だったということである。
よくある展開といえばそうだが、その人形を作っている理由はあまり無いものだったかもしれない。

爆撃によって村人をなくしてしまったメイベルがもう一度昔の美しく活気のある街を作ろうと、壊れたものを直すように動く人形を作って元通りのそして永遠に換わらない村を作り上げた。
しかしその人形たちはあたえられた役以外は演じられなくて、答えに困るような行動をする相手は排除するようになっているという。

いろいろと突っ込みどころが無いわけではではないが、ヒッチコックの名作「サイコ」のノーマンを思わせるところもある。

それにしても、いい事をしていると思っているメイベルはどんな凶悪犯よりも恐ろしく見えてしまう。

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